東京岐阜20150806
明日から大阪ツアーなのだが dさんのはからいで前乗りで岐阜は小さな町に一泊。ほんとに小さな町だった。
居酒屋がほとんどない町で、八百屋で買い物してる方に 居酒屋はどこですか? と尋ねたら、
あそこ。
と、教えてくれた。
ほんとに あそこ は あそこ にあった。
暖簾には 焼きそば とかいてあったので 居酒屋ではないかも と疑りつつ暖簾をくぐったら、
広く明るい店内のカウンターは地元の方で盛り上がっていた。
刺身や 焼き鳥など頼んだ。
女店主ひとりで切り盛りしているこの店は 戦前からある焼きそば屋で 今は地元の居酒屋であるが 暖簾は変えたくないのだという。
テレビでは 戦後70年と原爆、みな釘付けだった。
平和な小さな小さな町。
里帰りした娘のこどもが店内ではしゃいでる。
シャボン玉を飛ばしてる。
パチンと割ったら大笑い。
・・・もう戦争はいやだ、
と カウンターわたしの隣りでひとりで飲んでたおじいちゃんがつぶやいた。
・・・ママ、明日も来る、つけといて。
と 大きな声で叫んで帰っていった。
わたしたちも帰ろう。
お勘定は死ぬほど安かった。
小さなホテルに帰っていった。
by madam-guitar | 2015-08-19 16:31