雪20151217
ピンポーン〜今日は朝から雪なのだ、降っても降っても止まない雪は日が暮れてもいまだ降り続いている、そんななか深夜珍しく訪問客があった。
今日はひとり、風呂上がりのビイル飲んで考え事をしていたのであるが、〜またクダラナいこと考えてるかいいかげんやめなさい〜、と注意されにきたのかな、と、謝り態勢で玄関にいった。
女だった。
見知らぬ女だった。
人探しの女だった。
寒いから・・・ と中に入っていただいた、何しろ真っ白な雪真っ暗な山なのだ。
・・・ここは灯りがついていたもので…
女は町内会のような手書きの名簿を持っていた。
・・・kさん… 知りませんか?
・・・浪江からきました、kさん、この辺りに避難・・・
見知らぬ住所だった、この辺りとは違うかな。
・・・・真っ暗だし雪振ってるし出直しできた方がいいかも、この山の管理ジムショには伝えておきます、今夜はもう業務終わってるのでね、すみません。
あがってお茶でも・・・と言いたいところだったが女は急いでるようだった、何人もの方を探しているのだろうか、力になれなくて無念だ。
女は始終笑顔だった。
・・・・・・・・・
ひとり酒がすすんでしまった。
by madam-guitar | 2015-12-18 00:45