福島20110405
今日は朝からよく晴れて少し暖かだ。家の窓という窓を全部開けて、
空気の入れ換え。
放射能漏れ以来、ほとんど窓開けてなかった。
・・ま、すき間の多い家ですけど。
・・ついにやっちまいました。
空は青く、頭の白い山がよく見えます。
午後、三日ぶりに山を下りる。
「凍天」(凍り餅の入った福島の揚げ饅頭)を食いたくて店に行くが、
・・「しばらくおやすみします。」の貼り紙。
午後3じ、JR福島駅東口徒歩3分に位置はするブルースバー「なまず亭」の前で、マスター ジョニーと待ち合わせ。
珈琲飲みに行く。
・・「ご無事で。」
の挨拶から始まり、
だだだだ〜ん
としゃべり倒すこと2時間半。(バカ話含む。)
うまい珈琲を入れてくれた若いマスター(なまず亭ライブに来てくれたそうだ。うちの近所だっ。)とも話が弾み、
どうやら福島は、
村八分にされていて、
東京に来たら 福島っていう名札をつけろ、
とか、
近寄るな
とか、
バカだ
とか・・
ホーシャノーくさい
・・とか?
べつに怒ることなく笑ってしゃべりましたけど。
・・フン、オトナですもの。
・・クソっ、福島がめっちゃ楽しい県になっても遊びに来るなよ〜
・・いや、うそです、来て、来て〜ん。
夕方、
「じゃ、またね〜」
って別れて、
駅前の魚屋へ行く。
ここは 夕方6じを過ぎると、1500円セール を開催するのだ。
売れ残って翌日に持ち越せない魚たちを店員の目利きで組合せて袋詰め(計3000円〜5000円相当。)して次々並べていくのだ。
いつもなら、6時ちょっと前になると魚屋をウロウロし始める高年齢の男女がジワジワ増えていって、
袋詰めが始まると、
並べた先からすぐになくなる人気ゲーム、じゃない、コーナーなのだ。
かなりの激戦で、
時にはおばちゃんどうしのとりあい、つかみあい になる。
時には ゆずりあい・・
・・なんて光景は見たことない。
実はあたくしは、いいな〜、と思いながら、いつもそれを遠くから眺めてるだけで、
しかし夫はそれがダイスキで、
するすると中に入っては獲物をゲットするのだ。
・・ま、さすがにおばちゃんには負けるそうですが。(「それ、譲ってくださいませんか。」って笑顔で言われると譲ってしまうそうだ。)
今日は店内ガラガラ。
しかも、
「本日は6じ前より1500円おこないま〜す!」
と、鐘をカンカン景気よく鳴らしても、
・・だれも袋を掴みにこない。
・・チャンス!
と思い、袋の中身をひとつずつゆっくり見る。
どれもおいしそうな魚たちでいっばいだ。
・・そういえば、今朝、茨城のコウナゴからナニが検出された、って言ってたな。
・・そうか、ソレでアレなんだ。
・・そう、イメージ ってやつ。
・・魚ぜんぶだめ。
・・福島県産野菜だめ。
・・福島帰りだめ。
・・福島の桜もだめですか〜〜
よしっ、ふた袋 買う!
すごいぞ〜中トロ刺にサーモン、長崎産まれの真あじ、イカちゃん、まるまる太ったさば、かつおの叩き、ほっき貝、あさり、赤えび、有頭えび、甘えびなどなど・・鯛のオカシラもオマケに付けてくれて、
・・魚、食うぞ。
近い将来、食事は薬になるかもしれない。
もちろんニンゲンがまだいて・・の話だ。
・・昔のニンゲンは 「魚」ってやつを食ってたんだねえ。
・・信じられない話よ。
・・食事が楽しみ?
・・・バカバカしいねえ。
・・楽しみは、・・
・・・シヌことだわ。
by madam-guitar | 2011-04-06 10:11