石巻20110517

福島の家の庭がざわめいている。

今年も出たな行者ニンニク、増えたぜ姫ウコギ、筍ご飯の脇役山椒の木の芽、王者の風格コシアブラ、何も手入れしてないのに今年も出てきた芝桜、年々デカくなるジューンベリー、次郎柿〜

な〜んにもしてないのに 勝手にやってくるんだな〜

毎年 いちいちカンドーするぜ。


夕方、握り飯作って新車で石巻へ。

ライブハウス ラ・ストラーダの再開第一段ライブ見にいくのだ。

走ること2時間。

低い満月。


高速ぬけ、まだ電気の通ってない道を走り、暗くて海のように見える河の手前にある、ラ・ストラーダ。

隣りは自衛隊の作った風呂やトイレが建ち並び、

黄色い月明かりは未来のシャンソンのようだ。

破壊された入口からローソクの光を頼りにコンクリートの建物の二階へ上がると
そこにはいつもの顔のラ・ストラーダがあった。

みんな 手にしてるのは、

酒と、串に刺した笹カマボコ。

笹カマボコは女川の工場からの差し入れだそうだ。

アコーディオンとピアノとギターとギターと唄と囃子と叫び声とヤジと笑いで満ち溢れたラ・ストラーダ。

演奏中も かまわず、再会の抱擁、涙、笑い、写メが絶えることなく、

動いていた。

演奏してるのは リクオさん、中川さん、高木さん。

最後に岡地さんも呼び出されて

ボガンボスの「魚ごっこ」という唄で終わったら

♪さかなさかなさかな〜さかな〜を〜食べると〜〜あたまあたまあたま〜あたま〜が〜よく〜なる〜〜

と、客は、スーパーの魚売り場で流れてる唄の大合唱。


酔いのすすんだおっちゃんたちの足拍子が高まると、

♪これ以上 店壊さないでくださ〜い


と、

切実なのに 優しいだれかが飛ばすジョーク。


熱気溢れるライブが終わると

知った顔がたくさんあって

抱擁。


ブルーシートのかかった破壊された入口を出ると

黄色い満月は 最高に高く昇っていて

がれきや河や人々をやわらかく照らしていた。

・・旧ユーゴの映画「アンダーグラウンド」と同じ色合いだ。


笹カマボコとサンドイッチをおみやげにもらって

電気のない がれきの道を新車くんで再び走った。

急いで走った。

が、帰りの高速道路は通行止め。

それでもやみくもに走った。

月は あとからあとからついてくる。

無言で走り続けた。


飛ばした。


午前1じ前に 福島の家に着いて


即、赤ワインで乾杯。


長い いい夜 だ。


これから、 話したいことがあるのだ。


たくさん。


たくさん ある。


ムネがいっぱいになっているのだ。



寒いね。


ストーブをつけよう。
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by madam-guitar | 2011-05-18 14:20  

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