東京福島20131016
昨夜は荒れたようだ。窓を全部閉ざされた家の中は何も知らない少女のようだ。
・・あたしなにもやってませんっ
自らの正義は外へ出ることによって木っ端みじんにされる。
葉の落ちたマロニエの並木道を少女は歩く。
曲がりくねった並木道をひたすら歩き、
神と出会い 悪魔に遭遇する。
少女にとって幸せなのははたしてどちらか?
・・やっぱ くじ引きだな。
・・・・・・・・・
くだらない、実にくだらない。
福島行きの荷物纏めて昼飯でも食べに行こう。
新しくできたカフェがあったな、そこに行ってみよう。
・・・・・・・・・・・
新しくできたカフェに入ると客は誰もいなかった。
カウンター奥に座っていた女店員はゆっくり立ち上がり、仕事モードへ向かう。
注文聞きに来たのは愛想のいい男店員。
異常に長い説明を受けて、ランチプレート ドリンクなし を注文。
くだらないフランス風小説の続きを考えながら待つ。
・・・昨夜の台風はすごかったですね〜、店の前、葉でいっぱいでした〜 昨夜店閉めるかどうか迷いましたがね〜、うちはずっと営業してましたよ、ええ、うちはね、営業しましたさ〜
独り言を大きくしたような、ひとりの客を和ませようとする話し。
・・いいね、曲がりくねったマロニエの並木道の途中にはこんなおじさんが登場するもんだよ、中年の腹がポカッと出た、パイプ加えてさ、
ランチプレート、登場。
思考は飯一色。
さ、隣りの本屋でほんものの小説でも買うか。
・・・・・・・・・・
福島へ。
北上する台風とともに横風だんだんひどくなり、
ついに通行止め。
那須手前のインターで下りて、渋滞の4号線をのろのろ走る。
すっかり暗くなって福島到着。
・・・・・・・・・・
家着いたらストーブで温まった部屋があり、適温の風呂があり、金目鯛の刺身と日本酒があった。
小説より現実がいい。
フランス風小説はもうやめた。
三文小説のような小さな小さな 今がいい。
北の秋、寒いが、いい。
by madam-guitar | 2013-10-19 17:45

