動物20160715
うちの玄関は北国仕様で、玄関のドアが二段階になっているのである。家の中から外に出る時、ふつうに下駄箱などある玄関があって、普通に扉があって その扉を開くと小部屋になっていて、農機具やらビールやら日本酒やら苗など置いてあり、最終的なる玄関の扉はガラス張りで外が見えるのであるが、
ガラス張りの扉を通してすぐ目の前に
鹿の親子がいた。
うちの庭の葉っぱをゆっくり噛んでいた。
親は、小鹿に これは食べられる葉っぱ、これは美味しくない葉っぱ、と ひとつひとつ小鹿に教えていた。
一分間くらいたっただろうか…
親は、ガラス張りの扉を通してじっと見ている人間に気付き、
しばし わたしたちは見つめあった。
30秒くらい 微動だにせずお互い見つめあった。
急に、
親鹿が威嚇してきた。
やばい、と思い、静かに逃げた(家の中に入った)。
鹿のはガラス張りの玄関を突き破って追いかけてくるのではないか、と恐怖でいっぱいになった。
ベランダから鹿たちを見たら、
何事もなかったかのように 親は相変わらず子に食べ物レクチャーしてた。
・・・森の外に出るとね、時々へんな動物いるけどね、無視しとけばいいからね♪
・・・さ、そろそろ森へ帰りましょうか、さっき会ったへんな動物、あの目ったらないわよね、あんな目付きじゃ森の中では生きていけないわよね。
鹿の親子はゆっくり森へ帰っていった。
わたしの新車くんの横を通ってゆっくりゆっくり帰っていった。
久しぶりの訪問者だから嬉しかった。
by madam-guitar | 2016-07-20 13:19