在庭坂通信
「謎は謎でないこと」30日以上降った雨がようやく止んだ。
風は秋の風、一変して湿度は90%から50%以下になった。
夢だったとしか思えないじめじめしたジャングルの日々。
空と土がくっついたような生活。
気がつくと木々は成長し、家のベランダにまで届く勢いになっていた。
この夢のような現実の間に何が起こったのか。
目の前を猛スピードで白っぽい動物が走って森の中へ入っていった。
鹿が新調の服を着たかのようなシルエットだった。
夢のようだが現実だった。
悲しいことに言えるのは、
誰にも信じてもらえないし、
耳を傾けて聞いてくれてもすぐに忘れてしまうとゆうこと。
たいして面白い話でないし重大な出来事でもないのだ。
だがしかし、
自分で十分驚いたので、
これはオンガクだ
と考えて、
奥の方の湿りきったポケットの中に入れておくことにした。
これ と それ と あれ と あれ は、確実に繋がって話し合って近所づきあいしているのだ。
在庭坂にいるとくっきりわかる。
しまっておくことにする。
by madam-guitar | 2017-08-27 16:05